シーズンアウトを既にした凡人です。
例年もう少し滑っているのに今年は仕方ないか、という方も大勢居られるかと思います。
さて、タイトルの通りテレブーツに少しだけ手を加えてみました。
私のマイテレブーツはスコットブードゥ75mm NN(ノルディックノルム、要はNTN=ニューテレマークノルムモデルでは無く、従来の規格の物です。)
記事によると更新してから4シーズン。2018年12月更新とある。
最初から懸念していたルーズさはどんどん顕著になり、今シーズン最後に使用したフィーリングはインナーブーツが抜けそうな位、踵周りがルーズというか緩い。対策が必要であると感じたので色々プランを練ってみた。
1.前に使ってた、ゲンのフォーミングインナーブーツを合わせてみる。シェルとの相性が問われ、そもそも、アルペンブーツの物なので、稼働するテレマークブーツと相性の問題だけではなく、力が加わり歪む事からウレタンが裂ける未来が予見される。
それと引き換えに、ビシッと、脚と密着。
2.先述のゲンアルペンブーツに装着されていた
ブースターストラップを移設、その5番目のバックルとまで言われる性能でへたったインナーブーツをフォローさせる。
ブースターストラップはゲンのブーツに使ってて、先日あげた後輩から返品されてより眠っていたのだが、そのゲンのアルペンフォーミングブーツ、調子が良く、
ずっと使ってて、へたってないかな?大丈夫かな?性能落ちてたら嫌だし(つまり、落ちたかどうか判ってない)ブースターストラップが評判良いし導入しよう、使ってて悪く無い(つまり効果を感じれていない)から良いかな。流石に年数経ったから更新しよう、で今使っている通称スイカブーツのダルベロ イルモロIDになったんですね。
で、わかりました。
ブースターストラップはゲンのフォーミングブーツには必要無かった。というか、へたっていなかった(だってダルベロに更新した後に更新した、テレマークブーツのスコットブードゥのインナーがへたってきたのが明らかにわかるのだから。改めて脚を入れたらゲンもダルベロもへたってない。ならまだ使えたんだ。って思い知りました。
で、インナーがへたってない物にブースターストラップを導入してもあまり効果は感じないと思います。
ブースターストラップは4バックルブーツなら5番目のバックルを増設した様な更にブーツの性能の足の範囲を広げる効果があるのがわかりました。
ブースターストラップを知らない人に説明すると、パワーベルト、バンドとも呼ばれるベルクロのベルトの代わりにエラストマー素材(ゴムみたいに柔軟な素材)でしなやかに伸縮するベルトで
カチカチに固めるのではなく、さも更にカフ(ブーツの足首より上の部分が)が延長された様な感じになるし、柔軟性を損なわないのでコブ好きな方によりお勧めできるアイテムと認識しております。
なのでスキーブーツを使っている方で、
なんか劣化したのかわからないけどシェルの中で踵が浮きやすくなった、フィーリングが悪くなった。
予算で妥協したからか、最初から踵周りのフィッティング(密着感)に不満がある、感じる。
などの症状がある方はブースターストラップを導入してみる価値があると思います。
何となくの年数経ったから更新した方が良いかな?位なら効果を感じないかも知れません、私はそうでした。
多分、鈍感な感覚の持ち主だと思う私の主観前提ですけど(個人の感想です)フォーミングインナーは経年劣化に強いです。サーモインナーより全然。いま見たらフォーミングインナーが2008年3月購入、今2023年。15年の時を経て、だけど、ブランクは確かにあるのに使おうと思ったら全然使える。驚愕の事実。ブーツのシェルが寿命を迎えたら危険ですが、私延命措置を実施しています。
改めて記事にしますけど。
色々試した、考慮した結果、2のブースターストラップをテレブーツに移設する事を決定。
3ミリのアーレンキー、いや六角レンチを(自転車工具から引っ張り出して)ベルトを外し
最初から空いてる穴は使えないので新たに千枚通しで開けて装着
完了
まだ滑ってないのでどう変化したかは試してからだけど、履いて踏んだ感じは多分良いと思う。
今回は以上です。次回はブーツの延命措置について。