凡人スキーヤーの凡人日記

頑張れスキー業界、君は一人じゃない

手持ちの板のラインナップについてご説明。

スキー日記には必ずどの板を使用したか、どうだったかを書く様にしているので、一応参考までに。


各板の個人的、個人的な感想のスコアを併記する。
個人的ですよ。大事な事なので3回言いました。


10点満点で


安定感(段差、凸凹、ブレ、フラつきが出易いか否か)


操作性(カービングかズレかの選択をし易いか否か)


コブ適性(単純なセンターの太さだけではなくしなやかさというかフレックスとのバランスを考慮して)


パウダー適性(単純な太さだけではなく、フレックスとのバランスを考慮して)


カービング適性(オートマチックにカービングターンを始動し易いか否か。)


軽さ(持運びの重さでなくて滑っている時の振り回し易さ)


切り替え適性(ブーツから板のエッジの遠さ感触ではなく、ターンからターンへの切り替え易さ)


スイートスポットの広さ(ポジションの幅広さ、懐の広さ。


合計点も併記。参考合計点は汎用性の高さを示す。板の性能絶対値ではないですからね。


評価基準は即ち、私がスキー板に求める性能である。


最新に近づけば近づく程点が上がっていくのはきっと道具の進化だと思う。

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倉庫から初期のベクターのテレ板、ステアも出てきました。これは相方の板だけど、引退したので有志に貰ってもらって楽しんでもらう。こうやって見るとオガサカ製品すっきゃなぁ(標準語変換:好きだよね)。でもオガサカって板に記されている板は買った事無いのよな。そもそもそんなに基礎系の板はあまり食指が動かない。レジャースキーヤーなんで。

白馬八方大丈夫か?

えー言わずと知れた今回のゲレンデ白馬八方尾根。

まず、八方大好き、八方の事好きなのに嫌な事聞きたく無い。と思われる方はブラウザバック推奨です。

今回の記事は八方の悪口に相当します。しかし、私の実体験からのみお伝えします。

 

 

 

 


ここは八方。名門と言われし、過去スキー技術選手権もここで開催されていました。

そんなここで今回、いや今シーズンラストの滑走です。

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理由は息子氏。

 


久々八方行きたい。

 


そうね、コース楽しいもんね。

 


そう、私は過去白馬八方尾根、ホームゲレンデでした。そう、過去形です。

 


今思えば、私のコブの技術はここで培われました。まぁ今でもレジャースキーヤーのレベルですが。エンジョイ勢なので。

 


しかし昨今の取り巻く状況にやられたのか私はこのゲレンデをサムズアップ出来ません。

 


1.まず、レストハウスの統廃合があり、トイレすら閉鎖され、まぁそこは仕方ないにしろ、明らかにクオリティの低いゲレ食メニューが幅を利かせなのに値上げが目立った。この話ここ二、三年の話ではなく、5年前から行かなくなったのを過去の日記で確認。

春コブ鍛錬(ボヤキ多し) 八方1 - 凡人スキーヤーの凡人日記

2020-21シーズンアウトによるまとめ 30日 - 凡人スキーヤーの凡人日記


2.申し訳ないが、客層が悪い。

一部の人だとは思うけど、実体験としてまず、

やたらと地に足がついてないレベルの人がやたらと上手い人に憧れてか意味不明なスピードとスペース(こちらのギリギリをわざわざ抜いて来る、止まっている人を。)

リフト待ち行列をやたら割り込んでくる。

食事時に席取ってたら(物置いて人を呼んでた僅かな間に)しれっと占有され、置いてたものはペイっと払われ知らぬ存ぜぬ。

こんな話割り込みはまぁそこそこ他でもあるけどやたら飛ばす人とかは本当にここでばかり体験。特にその技術選手権前後。全然関係ないんですけどね、こちとら。

 


そして、値上げ。あと、以前にも挙げたけど、そこじゃない施策の数々。禁煙よりやる事あるでしょ。人の近くかっ飛ばさない啓蒙活動とか。本当に怖いんですよ。上手く無いし、状況判断出来てないから。

 


私個人のここへの来訪は

18シーズンは13日居たのに

19シーズンは何故か0。

20シーズンは3日、21、22シーズンは1日ずつ、23シーズンも0。

 


極端ながら、やはり気に入らない点があるのだろう。

 


で、今回のタイトルは何故こう付けたか?の話題に移りますが。

 


八方の魅力はコース。これは間違いないでしょう。

 


コースの魅力とは高度や斜面の向きなどの変えられない要素によるものがほとんどです。

 


しかし、今回思い知りました。コースの魅力に人の要素が絡んでいた事を。

 


21シーズンの唯一行った時の日記に明記しておりました。黒菱本コースにコブが激減したと。この時既にライン3〜4本。黒菱本コースにコブが3〜4本のラインしかないんですよ?クワッド横のフラットも3〜5本ラインがあるのに。

 


今日、本当にびっくりしました。

黒菱本コースは白くて確認が半端だけどライン一本。兎平でおそらく二本だけ。(選手っぽい人たちがトレーニングしていたラインは数えていません。)

他は下まで繋がらない。他はただの不整地でしか無い。それは何故そうなったか。

 


コブを滑る人が居ない。

 


コブが好きな人が来なくなった。

 


昨日滑った47ルート3はラインを数える必要なく、びっしり感はありました。しかし八方にはそんな場所がなくなりました。恐らく、一番の要因は黒菱第三ペアリフトが平日動かないからと思われます。動かないのは人がそんなに乗らないから。乗らないのは人が集まらないから。

 


集まらないのは魅力が減ったから。

恐らくはそうなのです。だから兎平も黒菱もコブが無くなった。コブが無くなった兎平黒菱はただのピステンがかからないゲレンデです。そこに伝説はない。春のゲレンデはスキーヤーとしてはフリーランより春コブが第一選択です。なのにコブが出来ない。

 


なんか今回そんな現実を見せられ付けちょっとだけ胸に来るものがありました。

 


いや今日の滑ったクオリティは良かったんです。ガスはずっと掛かっていたけど、そこそこ晴れる時もあり、コブを行こうとできる程度には。

 


ザブザブ雪をテレ板ファーザーでいなせるかを試みながら。

 


あと、後輩がテレマーク体験を経て、パノラマで内足の使い方に目覚めたのか爆速安定のカービングターンを決めたのは私も驚きました。中々そんなに分かりやすく進化しないからなぁ。

 


#2023-24

#テレマーク

#ファーザー

スプリングバンプスイズグッド2024

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今日は雨予報がしっかりと出ていて今回の日程の天気予報は晴れ予報でも雨がパラつくシーンが何度かあり、逆に雨予報外れろーって思っていたけど結果から言うと予報通りに降りました。寸分狂いなく。いやん。

 


朝一は曇り空であるものの視界はある程度よく、ガスも無し、悪く無いスタート。

今日こそコブを楽しむぞ、とアルペンコブ板メイクNT。

 


まずはグランプリのコブへ。

 


うーん上はまあまあピッチが大きいので全然対応可能、だけど、あれ?イベント終わったからか中間地点のラインとリフト乗り場近くのラインがピステンで潰されている!

なんでー

 


で、グランプリ下部のリフト沿い名物はライン二本残りで、どっちも手強いピッチの細かさ。ってか無理です。

 


何本か滑り、流れ的に娘さんと同行の形になったので一緒に滑るんだけど、思ったより、娘さんコブの調子が良く上半身が去年より左右に振る動きが少なくなり、安定。素晴らしい。

 


息子氏はコブ面倒くさいらしく行かないとの事。まぁ好きにしたら良いけど。それからずっと別行動。これが子供の成長なんでしょうか。

 


で、娘さん、47移動後のルート2を滑ったあと、ルート2の曲がるところからゴンドラ降り場への直行ルート、不整地コブありの所通ったらトイレ近いぞとアナウンス。すると最初びびっていたけど結局コブラインに後半から入り降りてくる。

 


なのでそんだけ行けたらルート3いけるぞと説明したら最初はびびってたけど、結局行くわと。

 


で同行したら一本目一回転けて何とかクリア。

 


昼飯の時間になったのでアリスに向かう。

中々春でもメニューが多く、悪く無いクオリティ。正直言うと今回のツアーで一番良い昼飯になった。カキフライ美味い。

 


雨が騙し騙し降っていたのが午後からはしっかり。

まぁ予報通りなので仕方ないけど不幸中の幸い、ガスは無い。ならば、と午前中テレマークを初体験で飽きたらずおかわりしていた後輩はアルペンに戻り合流したんだけど、まさかのここからルート3に行く我々と同行。無尽蔵か。もちろん脚部はほぼ崩壊している筈です。なんせテレマーク初体験からの2日目おかわりなんで。

 


流石にその後輩はコブでは這々の体だったけどルート2の慣らしではカービングの切れ味がアップしていてテレマーク導入はアルペンスキーも間違いなくレベルアップさせるとの持論を証明してくれました。まぁコブもなんやかんや降りて来るから賞賛しかないけど。

 


で、娘さんルート3転け無しクリア達成。大したもんだ。

そして俺も一回停止、転け無しでクリア。ひょっとして初快挙かも知れぬ。

 


などとやってると恐れていたガスが降りて来た。

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んでラス1滑って降りるかーと言ってたりしたのを吹っ飛ばす濃霧。怪我したら負けなので今日も優勝!

 


疲れたー

 

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#アルペン

#2023-24

#メイクNT

世界の凄みとザブザブ雪と 五竜47 その2

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今日が日程上最後の晴れ間がでる予報日。

 


気温は上がり、晴れ空の下ザブザブコブを滑るか…?

 


しかし昨日出さなかったテレ板ファーザーを出してやはりフリーランを愉しみたい。と思いながら出したんだけど、何と後輩がテレマークやってみたいです、との提言があり、使い古しの前のブーツとテレコブ板スタイラスをお貸しして体験レッスン。

 


朝一は逆に曇り予報が外れて晴れ空。丁度良いな、とアルペンでは中々の滑り手でそれなりに出来るだろうの前提でコツを数点伝えながら数本パノラマの緩斜面で斜滑降。びっくりしたのは、転けない。何故だ。俺なんて1日目何回転けたかもうわからない位転けたのに。

 


まぁベッタリずっと一緒なのは望んで居ないだろうから離れてグランプリへ。昨日とは違いボリボリ言う様な硬さはなく、ザブザブする雪でフリーランを愉しめる。

 


数本滑っていると昨日も拝見したモーグルイベントの講師の方々の滑り。

 


本当に圧巻である。

 


まぁそうか、人類代表レベルの北京五輪の男子モーグル金銀銅獲得者と女子モーグル金メダリストなのだから当然なのである。人類の可能性の先の滑りは本当にテレビで観たあの滑りそのままの迫力があり目を奪われる。しっかりコブを滑っている所を観れたのはミカエルさんだけだけどまぁ眼福眼福。

 


すげぇわ。

 


帰って来てから息子氏に何の前情報無しに聞いたらやはり化け物が滑っていたのを観たと。

 


わかってるねぇ。しかも誰かと聞くとウェアから推察するにウォルターさん。金メダリストじゃん。ラッキーやな。

 


まぁそんなこんなで横で全く無関係ながら幸運にも世界の滑りを堪能したのだけど、折角の良い天気、47の方へも出張。R-2、1でゴンドラ乗り場まで移動。やはり昨日よりザブザブ感がアップ。

 


登り返して昼飯。

 


昨日よりコスパが高く感じるフォカッチャ(少し小さいですがクオリティは高いです)、クラフトいや敢えて言うと地ビール

ペールエールIPAも絶品。改めてそこからの一番搾り。ああ美味い。

 


満足の酔いどれは後輩と板を交換、スタイラスで強アンダーステアとコブを愉しむか。と数本滑り既に体力はあまり残っておらずコブラインに入るともうコテンパン。

 


などとやってる内にまた雲行きが怪しく、爆風が吹き荒れ始める。時間的にも体力的にもちょうどいい引き際と感じたので終了。

 


疲れたなぁ。

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#2023-24

#テレマーク

#ファーザー

#スタイラス

最終局面 五竜47 その1

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2月末時点で絶望感しかない春だったので

3月末以降は一回だけ春休みに予定して4月半ば以降はもう諦めてたから休み願いしていなかったらまさかの三月降雪フィーバー。

 


いや、そんな。確かに期待を込めて降るはずとは言った覚えもあるけど。

 


と言う訳で、GWまで今のところ雪は保ちそうな今日この頃、やって来ました恒例春休み五竜47。

 


今日明日とまだモーグルイベントやってる筈と上がってくると選手的な人は見かけるけど会場が結局よくわからない。

 


まぁ参加するわけでも無いから良いか。

 

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朝一はアルプス平はグランプリ。

 


コーデュロイカーペットが見えるな…と思ったら何とも硬め。結構気温が下がったのかボリボリ聞こえる程には硬い。

 


やや期間が開いたのであまり飛ばさない様に。

 


グランプリ下半分はそれでも柔らかい。ザブザブ。

で、アルプス第3リフト略してある3を降りた周辺はかなり締まっててまたボリボリ聞こえる。

 


転けない様に。何本か滑って飽きた訳では無いけど、自分の中で47のコンディションも確認したくなったのでR-1方面へ舵を切る。

 


何故か北向きのR-1の方がザブザブが進んでいる。あ、高度が低いからか。

 


だーっとゴンドラ乗り場まで降りてまたゴンドラで登り返し、R-2の状況を確認、ザブザブフラットまぁこの時期いつもこんな感じで楽しい。

 


また五竜方面に帰り下まで降りたら丁度お腹減って昼休みか、と久々にチャンピオンエキスパートが開いてるので向かうと中々積雪量は充分。下部まで降りると所々穴が出てくるけど然程問題なし。ラインの形も悪く無い。後輩にコブの降り方教えてくれと請われるも中々動きは悪く無いのでそれだけできたらあとは経験値でイケるとお伝え。

 


昼飯食べにエスカルプラザに入ると何か薄暗く、あれ?閉店?と思うとメニューを厳選して営業中。

 


サブウェイ食べたかったぜ…

 


昼休みを経て少し浅く昼寝したので元気いっぱい。

とりまR-2行こうぜと子供達を促すと息子氏が寝不足からかふらふら。こりゃ怪我しかねないのでさっさと昼寝でもしてろ、と帰らせて残りのメンバーはグランプリで何本か滑って帰ろうか…と言ってると爆風到来。リフトが一時停止する程なのでもう降りるか。と下山コースではなくチャンピオンエキスパートのろのろノンストップ下山を試みる。

 


結果から言うと1コケの停止のみでクリア。

コブ板メイクではなく実は今日は晴れの温暖予報だったのでザブザブフリーラン目当てのアルペン太板、マッシヴだったけど驚きの意外と高いコブ対応性能。

 


悪く無い。と手ごたえを感じながら明日はファーザー乗ろうと決めながら終了。しかしなんで晴れ予報だったのにチラチラ雪降るんだろう。いや、ガスも無けりゃ雨でもないから文句を言ってはいけないな。

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#2023-24

#ブラストラックマッシヴ106

#アルペン

24モデルのファーザーってなかなかテレマーク試乗動画無いですよね?

というコンセプトで折角買いましたし、同じ様に狙っておられる方々が全国にきっと9人位おられると思うので生きててよかったと思えた3/10の白馬乗鞍での1シーンを編集してみました。

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ブラストラックファーザー24モデルでテレマークをやってみた。 - YouTube

ヘストラ フルレザー3フィンガー買いました。という話が長くなった。

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HESTRA 3-Finger Full Leatherです。

さて皆さん、スキーグローブは何を基準に購入されていますか?

 


暖かさ?

扱い易さ、握り易さ?

フィット感?

耐水、防水性能?

値段?

 


先ずは私のブログを見る方はヘビーユーザーだと思うので、暖かさが欲しいですよね?

パウダーに突っ込むチャンスがあっても手が冷たいとテンション上がらないし、休憩したくなる。

そんな時、手だけでも暖かいともう一本!といけるってもんです、多分。

 


値段。大事です。手の届く値段でないとそもそも買えません。アークテリクスやレベルのフラグシップモデルは160〜170ユーロ、26000〜28000円程です。高い。勿論、モノはいいでしょうがね。

 


耐水、防水性能という話になるとゴアテックス一択になるでしょう。というのは低温帯では、で。

春スキーはバンバン雨が降ります。その中でゴアテックスのレザーグローブは宝の持ち腐れと私は思います。革製品は水と相性が良くない。劣化の原因にしかなりません。ならば、割り切って春用のパークグローブ、ネオプレーン素材の物も多いです。私は正直、それすら勿体なく感じ、雨が予想されるならば

 


防寒テムレス一択です。

 


あの暖かさ(リフトマン御用達)

あの値段(2000〜4000円程度、店やモデルで前後します)

あの耐水性(冬に洗車するならこれしかない)

 


デザインは作業手袋なのでアレですが、数万する革手袋を痛めるくらいならなんて事ない。裏返したらすぐ乾きますしね。

 


で、私は現在レベルグローブのRADIATOR XCRを使用しています。

 


まぁ名前の通り暖かいゴアテックスXCR使用の贅沢グローブです。これがリリースされた頃は20000円せず、バーゲンプライスなら10000円台前半で買えました。実にコスパ高し。

 


使い易く、暖かく、手のひら側は革なので丈夫。ですが、基本的には中綿部分は経たります。そして、だんだんと前より寒く感じる様になります。まぁ綿(便宜上綿と云いますが勿論、化繊の濡れにくいポーラーテックとかの物です)がペタッと潰れてくるので保温性が下がる。

 


あと、中綿部分は外せない物の方が大多数。手袋は直接素肌と接する物なので清潔に保ちたい。ならばさらにインナーグローブが欲しいです。ちょいとした安い物でも良いです。洗える事が大事です。余裕があれば汗の抜けの良さやスマホタッチ可能な物を選ぶとより良いでしょう。

 


勿論わたしは使用しています。純正品に拘る必要はありませんが、純正品ならばよりフィット感は高まります。

 


最初、手袋そろそろ買い替えかなーと物色し出した時にはレベルが気に入ってたのでまずはそれを探すと、前述した通り、高い。同じクラスの物は1.5倍位する様に感じる。円安め。

 


さて、実はレベルの前はヘストラユーザーでした。

しかし、ウェアの色に合わない色になってしまった(アークテリクスのウェアを買い替えた)為、お蔵入りして幾星霜。なんと結婚前から使っていた物で、新婚旅行に写り込んでいました笑

 


しかし、久々に引っ張り出して改めて観察すると、前に使っていたのはヘリスキー3フィンガーという、手のひら側はヤギの革で甲側はファブリック(化繊生地)の物。何と革部分はほぼ劣化無し!ちゃんと純正のレザーバーム(要は油というかグリスというか)を使って手入れしてたからかな。

ファブリックの裏側は加水分解なのかボロボロになって粉が吹き出る。

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今ヘストラはいくら位かな…と調べるとびっくりほぼ値上げ無し。おいおいどんだけ良心的なのよ代理店さん。

 


俄然購入意欲が高まってまいりました。

 


では欲しい機能を整理しましょう。

 


まずは、コスパ

これはヘストラ選んだ時点で保証されると言っても良いでしょう。20年以上前に買った革が全然しっとりする程だし。

 


で、次に悩んだのは耐水性、防水性。ゴアテックスモデルも当然あります。しかし、以前にも言及しましたが、ゴアテックスの耐水性能は表地の撥水性能ありきです。最前線が濡れるとその一枚中が頑張っても、内部からの通気性は失われて汗が中に溜まる結果、中が濡れます。

手袋の表地は化繊生地では劣化が早いという結論なので革の中がゴアテックスってのは如何だろうか?という考察によりゴアテックス採用モデルを却下。次にも言及しますが、ゴアテックス採用モデルの3フィンガーGTXフルレザーは中綿、ライナーを外せない。

 


まぁ忘れてはならない暖かさ。

スノーグローブって5本指とミトンの二択と思われがちですが、3本指ミトンという「ハイブリッド」があります。これのメリットはまず暖かい。ミトンが何故暖かいのかというと手袋のアウターレイヤー(一番外側の生地)が一枚で四本指を包む、指の間は外気には一切晒されない。中綿(ライナーともいう)は五本指で設計されているので使ってみると違和感少ないんですけど、スキーに於いてはブーツのバックル操作など人差し指が独立していないとやり難いシーンがそこそこある、のを3本指ミトンならなんて事ないです。私は以前の三本指ミトンで不便と思った事は一切無し。

 


あと、袖口に入ってくる雪は濡れの原因になるのでストレスになりやすい。今私はリストゲーターで回避しているが、袖口をカバーできるグローブならより良い。とショート丈ではなく、ロングのこれです。

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ちなみに、ヘリスキーはより5cm長く、手袋の裾がコードで絞れるのでリストゲーターなんて要りません。

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んで、も一つ大事なフィット感がまた良い。アウターの革やら化繊生地が基本的に固さを感じ、中綿ライナーはふわふわなんで邪魔しない。ならフィット感はミトン→3本指ミトン→5本指のノーマルグローブの順で柔らかいです。なので一度手を入れてみて下さい。あの柔らかさは手を入れないとわからない。あと中綿ライナーがしっかりしてればしてる程、身が詰まっていたら詰まっている程暖かいので、フィット感と暖かさを両立しやすいです。今なら縫製技術も上がっているだろうから5本指でもびっくりするほど柔らかいグローブあるでしょうけどね。アークテリクスとか。でも高いし。アークテリクス2つでヘストラ3つ買える。

 


で、私が最重視する要素。丈夫さ。モアモアデュラブル。

まず、革は丈夫です。そして革にも種類があり、今のところ一番丈夫といわれるのはヤギ革(ゴートレザー)、メジャーな牛革は丈夫さには一歩譲ります。なので高級グローブは大体掌側にヤギ革を使用し、甲側も革なら柔らかな牛革を使います。

さて、前述した通り、化繊生地は加水分解で経年劣化が著しいです。逆に、革は手入れをしっかりすればするほど柔らかくなり、味が出てきて、何より馴染みます。ならば、全面に革を使用したモデルがより良い。逆に、濡れて乾燥すると割れる。白くなる。

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故に今回、革グローブラインナップを慈しむ為に同時購入しました。

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レザーバーム、要は油分です。前にも買いましたが、前の入れ物はプラスチックで経年劣化で砕けて廃棄せざるを得ませんでした。しかしその声があったのか改善されました。金属製です。こりゃ頼もしい。SDG'sってなもんです(個人的にこのえすでぃじーずとやらは胡散臭くて嫌いですがね笑)持続可能です。

 

…なんてポチッとしたらびっくり、今回購入した手袋の付属品としてミニチューブのレザーバームがついてきました。何てこった。ヘストラの愛が深すぎる。まぁ革グローブなんにでも使えるので大丈夫。

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威力は以前のレベルグローブのビフォーアフターで一目瞭然でしょう。白化した革が一発で黒々と輝く。

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あと、ヘストラの恐るべきポイントは

 


ライナー別売り!

 


何と中綿が経たったら買い替え可能。

 


マジか。

 


最早永久機関。エネルギー保存法則無視。

 


以上のポイントを考慮した結果。ポチッといきましたが、改めて触ると良いですなあ。革グローブは良い。


あ、レザーバーム入れると仕上がりベタつくのでグローブを入れる袋があればなお良いでしょう。ウェアにバームが付くと絶対良くないでしょうし。通気性があるメッシュ袋が良いでしょう。

 


長々と語りましたが以上です。

 


まとめ:予算が許すなら

ヘストラのフルレザーグローブと防寒テムレスの二刀流が最もコスパが高い。

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追伸:外しても落とさない様に、ハンドカフを同時購入。羨ましかったのよね。

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