パウダーその3。道具も考察してみる
今までは1と2の雪質は滑り易く、太板持ってりゃ楽しめるさ~なんて思ってましたが…先日心をポキッと折られました。
3.の1~2回踏んだだけで充分固まってしまう雪質です。
詳しく言うと
どう考えても1~2回しか踏まれて無いのにやたら凸凹が足に堪える。
踏んだ跡、シュプールがハッキリ付き、ジャガイモ状の雪玉が発生する、故に足がとられる。
重いパウダーって浮力を得やすいから滑り易いやん。って思ってました。
ごめんなさい。
このタイプの雪は浮力を得やすいけど固まり易くスキートップが沈んだらさくっと刺さって終わる。
また、進行方向に対して横方向(実際には斜めに)踏むと凄くバランスを崩しやすい。
雪の中は半分固体の様な密度なのでこじったりする動作も難しい。
バランスを崩すとストックは深く深く刺さる為立て直しが困難。
あと、雪が重い為板が潜ると足と板を引っ張り出しにくく非常に立ちにくい。
はい、わかってますよ。
浮力を得るために足が上がる、とられない努力、ひいてはポジションを確保しなさいって。
でもこれすっごく繊細でないですか?
だってスキーって後傾したらダメでしょ、大前提。
だからファットスキーが流行ったのです。
ファットならベタ足的なポジションにナーバスにならなくとも成立するから。
そこまではわかってたのですが、テレマークだと太板でも、
外の脚を沈まない様に上げながら滑る必要があります。
また内の脚は荷重が抜けると板の撓みが無くなり、やはり板のトップが沈んで刺さり、転倒します。
内と外で相反する動作が必要になります。もちろんそれを維持するのはゲーム的な感覚があり楽しいのですが、脚を上げる動作は負担が大きく疲れやすいです。
ノーズロッカーの板ならその負担が軽減される筈!
少し話が変わりますが。
滑ってて楽しい板の条件って何だと思いますか?
私はこう思います。
「雪の柔らかさとマッチしたフレックスの板」
つまり、ハイシーズンにフレックス柔い板でかっ飛ばしてクルージングしたらただただ不安ですけど、春雪のザバザバザラメ雪は硬い基礎板楽しくないんでは?
だから春雪になるとテレマーカーが増えます。テレマーク板は柔らかいものが多くて春雪とマッチしやすいんですよ。
個人的に言うとテレマークに出会って無ければ春スキーは辞めてたかも知れません。
締まった雪なら硬いフレックス、
柔らかい雪なら柔いフレックス。
新雪は柔らかいフレックスの板がマッチします。
パウダーは一番柔らかい雪質。ならば一番柔らかいフレックスが合うのでは?
パウダーの楽しさって語るのは野暮かも知れませんけど要約すると
「浮遊感」
重力から一瞬解放された様な…そんな力を感じる事ではないでしょうか?
ならば浮力を得るには?
ファットスキー。
フレックスが柔いスキー。
フレックスを柔らかく感じられるビンディング、ブーツ。
なのでテレマークを選択しましたが、今更ながらトップが刺さりやすい。
ナーバス。
踏まれた硬さと踏まれて無い硬さのギャップにやられる。
そのギャップが、踏まれたところ7~8と踏まれて無いとこ2~3って割合なら…シビアで弾かれる弾かれる。
今、そんな斜面に勝つ方法を練りに練ってます。
ただただ技術と体力を磨いて華麗に突破!
か。
道具を購入し
ファット+ノーズロッカーの浮力+フレックスしっかりで突破!
なのか。
さて、何が最適解やら……
一言だけ言うと、物欲半端ないです笑
ノーズロッカーはトップが沈みにくいので適応するはず。
現在、手持ちがウエスト82のノーズロッカーと110のノーマルキャンバー。
候補が92か116か…
82があるから92だと中途半端な選択になる気がするけど試乗した事があるので間違いは無い。
116は極端な選択なのでパウダー以外でどこまで楽しめるのか?
…悩みは尽きない…試乗会に参加するべきかな。
長々と最後まで読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m