ウェアの剥がれは今接着剤で誤魔化しているのですが、思ったより時間が掛かっています。
終わったらご報告します。
さて、私はワンシーズン1〜2回だけ板のメンテナンスでホットワクシングします。
何せ数が多いのでそれがやっとです。あとめんどくさいし…
それを追い討ちしてたのが使いにくめのワクシングアイロン。
15年くらい前だったと思うんですが、うっすらのこったタグによると7000円したようです。高い。
これの売り文句は
温度調整可能
M字型ヒーターによるムラのない加熱
セラミック製のアイロンかけ面プレート採用で確実なワクシングを実現
マウスグリップによる持ち易さ
だそうです。
はい、私は気に入りませんでした。
温調なんて当たり前。出来ないなんてアイロン買わない方が良い。
セラミックプレート?何だかコーティングが剥がれてきて金属の地が出てきてコーティングの破片がワックスに混じる。大体、コーティングなんてもんはエッジに引っかかってズタズタ。
マウスグリップとやらも正直持ちにくい。
そして何より気に入らないのはM字型ヒーターでムラがないとか。…ヒーターの加熱ムラよりやたらすぐに温度が外れてワックスの溶けが悪くなる薄いヒーター面がしょうもない。ヒーターの温度維持幅が広いから(オンオフを繰り返すだけの温調だから温度がブレる)煙が出たりワックスが冷めて溶け残ったり。
ずっとイライラしながらワクシングしてました。
で、物欲が治まらないモードで思ったより少し安めで入手できたので購入したのが
ガリウム ワクシングアイロン。
前からやり易そうと睨んでましたが思った通り。
もっと重いかと思いましたが手に持った感じそうでも無かったです。
(追記:カタログ値は1kgとの事。あと500g位までなら重くても良いかな)
何よりの決め手はこのヒーター面の厚み。
温度がブレるのは冷めるから。冷めるのは薄いから。前のはやたら軽かったのでアルミかも知れません。
これはスチールと明記されてました。比熱の関係で鉄の方がアルミより約4倍熱を伝える。伝え易ければ冷めやすい。伝えにくければ冷めにくい。
厚くて冷めにくいのと薄くて冷めやすい。どちらがワクシングに向いているかわかりますよね?
デジタルアイロンって電子制御でより精密な熱制御ができるってのがありますが、やたら高い。それより物理的に保熱してくれる方がわかりやすい。
あと、適度に重い方がワクシングしやすいです。ワクシングペーパーって紙を挟んでやる際も重みがあった方が挟んでワクシングしやすい。
最初からこれを買いたかったなぁ…と思いながらラジオを聴きながら一気に8台やっちゃいました。
気分的には50%マシに楽な作業でした。
手持ちに何もないならアイロンはこれではなく廉価版のガリウム ワクシングアイロンSですが、色々ついてきて同じくらいの値段ならコスパは最高に思えます。