凡人スキーヤーの凡人日記

頑張れスキー業界、君は一人じゃない

無限and底なし沼パウダー 関温泉1

朝、宿の窓から車を見て絶句。

これは凄え…

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今日もまたスノーエッセンシャルワーカーの方々、ありがとうございます。お疲れ様です。


寝てる間に気づいただけでも3回、雪の落ちる音が耳に入り目が覚める。本来一度寝たら起きないタイプなのに。


もはやここまで来ると雪崩を心配するレベル。


まぁ、今日ほど関温泉に行くべき日も無いじゃろうて。


とHPを見たら…新雪100cm……!

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ん?意味がわからない。新雪で関西スキー場の積雪位あるって事?


ある種の覚悟を決めて、若干効きの悪くなった気がするスタッドレスタイヤに祈りを込めて出撃。


40分位で現地らしき所に着いたら、除雪車と雪の山と埋もれた車がある所が。不思議に思いながら更に進むとトンネル。こりゃ絶対違う、とUターン。


駐車場っぽい所にトイレがあり、どう見ても止められないので更に降りるとっぽい所に車の列。待ちながらオフィシャルに電話したらどうも正解の様で、除雪作業を数分待ったら入れた。中は思ったより広いけど、雪の山が多すぎて狭くなってる。仕方ない。


第二駐車場の目印は小さな街灯に「関温泉」の文字。


そこから歩いて数分、雪に埋もれたスキー場の看板を発見、直登したら(1m以上の壁になんか登り口っぽい上がった跡を)リフト乗り場発見。その横にリフト券売り場も発見。

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そこで今日もオニ割駆使してリフト券ゲット。
昨日も思ったけど新潟県のリフト券売り場の人は凄く愛想が良い。話しててホッコリする。


新雪150cmだって、埋まらない様にね!」
そりゃ150cm新雪はそうだわな、と頭でわかっていたつもりだったが、この後、身体で理解する事になるのであった。


リフトはどうやら一本のみの様。


ペアリフトを上がっていくとすんごい積もっている感はそんなにない。ただ、そこら中滑り放題に見えるのはシャルマンと似ている。


とりあえず降りて左へ。


後からマップを見たら銀嶺コースというらしい。

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かなり急斜面でどう見ても腰まであるパウダー。


そう今日は掛け値無しパウダー。すんごい量の。


もちろん昨日の反省を活かしてアルペン太板マッシヴ。


ドロップインする前に下を見たらボーダーがハマってもがいている。


自分も行くと予想以上に深い。そう、150cmだからね。
100cm超えたら中東の最高気温、50℃オーバーならどう違うか分からん、みたいな。


こんな太板なのに腰まで埋まって止まる。油断すると先程のボーダーの二の舞。


ツリーに入るもまさかのトップが埋まりもがくハメに。


もがけばもがく程ゴーグルは曇っていく…


何本か五里霧中な白さの中(そんなにはガスってないけど)滑ってたらもうゴーグル内部がホワイトアウト


ハッキリ言ってスキーにならないのでレストランでコーヒーを飲みながら乾かす。


暖房機の前の乾燥エリアのお陰で視界良好。


リフト乗り場の近くの非圧雪箇所が非常に剣呑。
一度苦戦されてた方の姿を見たが、リフト4回回してたのに、ずっとその場でもがいてた…助けろって?いや同じ羽目に遭う自分しか見えなかったのですみません、無理です。私はレスキューじゃない。


150cmもの新雪はハマるとぬけるのが本当に困難。


しかもハマる場所が緩斜面だとちょっとした遭難状態。


板を外すと思う壺。ツボ足では歩けません。だって150(ry


全部刺さります、全部ハマります。底なし沼の様です。


そして気付きます、ここまでの深さだとノートラックはイージーモードではなく、ベリーハード。なんと誰かが滑った跡に当て込むのがイージーモード。重い雪では無いのに。


何度も何度もオーバーヘッド。


で、また曇ってきたのでフェイスマスクをずらし鼻を出して呼気が入りにくくしたら…一発で曇り取れた…


ですよね。


お腹空いてきたのでレストランに。


豚汁定食に惹かれて発注。来たら

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これ。笑ってしまった。でもネタでなくめちゃ美味かった。塩気が美味になるってのはどんだけ汗かいたんよ、俺。でも、なんてフォローじゃなくてすっごく居心地の良い山小屋的な雰囲気は大好きです、わたし。いいなぁこのアットホーム感。


何時まで滑ろうか、とこの日記を書きながらもう2時。楽しい時間はいつだってあっという間。


結局、銀嶺回しが正義なのかな…と二本程ツリーラン行ったりした結果、自分の性癖がわかりました。


ノートラックよりやや食われたパウダーをかっ飛ばしながらバフばふするのが一番好き、だと。ノートラックも今日みたいな状態だと一つ間違えたら危険でしか無いので…あ、そうか、これって先人がラッセルして道を切り拓いてくれた結果と同じだと。


俺この感じだとBC無理やな…


一発目ノートラック、テンション上がるけど、すぐにハマる危険に怯えながら滑るのはナーバス過ぎる。


なんて滑ってたら15:30になり撤収。


まだ雪は降り積り、帰り道完全に氷盤路。


4回連続すってんころりんを決めてお尻を押さえながら終了。今日も貴重な体験ありがとうございました。

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駐車場に戻ったら予想通り

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帰ってから見たら修正されてた

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あぁもう最終日か…

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