凡人スキーヤーの凡人日記

頑張れスキー業界、君は一人じゃない

アークテリクスサイドワインダーSV(廃盤品)を10年使い倒した結果

このブログは開設して早10年が経とうとしています。
始めたきっかけはこのウェアを買った際、感想をブログに載せたら割引クーポン差し上げます、キャンペーンをショップで実施されていたから、という何ともやらしい理由でした。

アークテリクスサイドワインダーSV - 凡人スキーヤーの凡人日記
しかし、以前より個人的につけていたスキー日記を昇華させ、ご覧になるマニアックな方の少しでもネタ、情報、糧、癒し?になればな、と書き続けてたらもう10年ですか。もう記事数も幾つかわかりません。


省みるとざっくり500回位はアップしたんでしょうか。毎日どころか気が向いた時しか書かないので年間平均50記事程度です。


あぁまた話が逸れました。
10年しっかりウェアを使ったのは2回目、sunvalleyというフランスのブランド(現在日本には正規ルートはない様です)を上下で90000円オーバーくらいで買ったゴアテックス製の鎧の様に頑丈なウェアで、使い切った後にスキーを始めた後輩にあげれたくらい丈夫でした。その後再び、本格的に丈夫なウェアを欲しくて色々調べて買ったのがこのアークテリクスサイドワインダーSV、これまた現在廃盤になってしまった様です。


詳細は過去記事をご覧下さい。


10年という時間は子供が小中学校を経てもまだ余るウェアには厳しい厳しい時の長さです。

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※パンツはトラブルからの神対応で2016年から使用なので今年で丸7年です。


何枚も写真を載せましたが、結論から言うと


1.軽い(薄い)生地は比較的頑丈ではない。


2.加水分解やら経年劣化で生地に剥離が見られてその隙間に水分が入ったりすると劣化スピードが著しく加速する。あと、生地の表面も摩擦による劣化が見受けられる。


3.生地の合わせ目を軽さ優先の圧着、接着は加熱に弱く、5年を超えた生地は洗っても加熱するのは控えた方が良い。


生地の合わせ目、生地そのものは接着や圧着は劣化がモロに出やすいポイント。逆に言うとそれが少なければ少ない程丈夫と言えます。勿論、トレードオフで重くなります。物理的に糸が増えますので。


なので高級ウェアでも自分の優先すべき項目が


軽さ


なら縫い目が極力少ないウェアにすれば良いでしょう。軽いな、あっしかも思ったより安い!とポチりそうになったら、どうか冷静にそのウェアに使われている生地の種類と厚さを確認して下さい。薄い生地なら軽くて当たり前。勿論安いのも。本当に軽くて丈夫なウェアは生地が薄っぺらくないので高いです。しっかりしたメーカーなら生地にも言及されています。


丈夫さ


なら縫い目が多くても重くてもしっかりとした生地のウェアを選んでください。むしろしっかり縫われているのを比べて見て多ければ多いほど、丈夫なのは間違いです。その縫い目の仕上がりを目視すればハイブランドとローコストブランドでの値打ちがよく分かります。


例えば私の愛するワークマンとアークテリクス、そして最近買ってお気に入りのマウンテンハードウェアのソフトシェルジャケットの縫い目を比較すると

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この通り。優先する項目が違うので一概にこうだからダメとかではなく、何が優れているかを良く比べて見てください。正直1/6〜1/10の価格でここまでしっかり縫製されているのに驚きを禁じ得ない。しかし流石にハイブランドのデザインレベルでは無いので棲み分け出来ていると思います。袖口やフードの内外のデザイン、縫い目、仕上げで全然違いが出てきます。その細かい積み重ねがトータルのパッと見で違いが出てくるのではないでしょうか?


色々考慮して好きなデザイン、価格、内容のウェアならきっと貴方のスノーライフは充実したものになる事でしょう。どうぞ何を優先するかは個人的なものですし、組み合わせるセンスで全然ローコストブランドでも一矢報いられるレベルにきていると思いますので楽しんでみて下さい。

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