今シーズンはこのツアーで最後とします。金銭面と残雪量により、です。
もちろん1ヶ月前から日程を決めて、万難を排し、宿を予約して、来たら、雨ーーー。道中まあまあテンション下がる程度には土砂降り、高速でスタッドレスタイヤ履いてこのスピードで曲がるんか?と不安を催す程度には降りしきる。
着いたら午後から上がるのでは?と情報を得てゆっくりと始動。
午後券使用のタイミングで上に上がりながらゲレンデの状況を確認。丁度去年2022.4の中旬に訪れた時とほぼ環境が同じ。おいおい、一カ月くらい季節が進むのが早いよー。
要するに五竜とおみ方面はアルプス平からギリギリ降りられるけど、いつガリっと喰らうか分からない薄い残雪量、いいもりは完全終了。それでも47のルート1は相変わらず通せるし、人工降雪機の恩恵か穴が空いてる場所はほぼなし。例年の4月以降のコンディションとなっております。
春雪コンディションで一番恐ろしいのは、妖怪板掴み。ストップ雪は怪我リスクをなんて無い斜面でどうしても喰らってしまうのでブレーキが掛かりにくい雨はホワイトアウトしなければ正直、アリなんですよね。
初日だし、短時間(二時間くらい)でサクッと運動不足を解消するくらい、をテーマに選んだ板はテレ太板バルキ。ザブザブ雪を受け流しコブもなんやかんやこなしてしまう能力も期待。
とおみゲレンデは穴も多いけど回す事もできそうではある。でもまあ、ゴンドラでアルプス平へ。
ゴンドラに乗って驚いた。なんとイメージビデオが流れる画面が設置されている。こりゃボーっと見てられるし良いねぇ。お金かかっただろうなぁ。
雨は降っているけど、ここの名物濃霧は上手く避けれた模様。しかしなにか検定が実施されているらしい、それも珍しいボードの方で。
肝心の雪面状況は予想通りのいわゆるナチュラルバーン。まぁ、荒れています。芯は硬めで上澄みは柔らかく、まっすぐ滑っても足元が浮かされる様な凸凹が。
それを文字通り「踏まえて」切り替えは早く終わらせてズラす時間とエッジニュートラルの時間を長く取りながら降りていくとまぁ疲れるけど楽しい。
混雑したグランプリは避けて47のルート1方面へ。いやルート2の広くてさほど荒れていない筈のコースへ。
いや荒れている。…ルート1でゴンドラ乗り場に向かうコースなら斜度と荒れ具合すら楽しんで降りられる…なんてやってると楽しい。
一本ルート3のコブも行ったらやはりテレコブも楽しい。少し長めと太めで引っかかるシーンもあるけど何とかこけずに5回停止くらいで降りれた。まぁズルドンより少しマシ、な滑りだけど。テレは少し太めでもなんとかなるなぁ。次期板ラインナップをどうするか、なんて一番楽しい構想をしながらまたルート1へ。
なんてやってたらあっという間に予定時刻がそろそろなので〆のグランプリを滑る。コース規制も終わり広くなり更に荒れた雪を楽しみ、今日は終わり。本当に濃霧に襲われる時間はほぼなく雨のなか楽しめる何と言うか不幸中の幸いな一日だった。
…明日も雨予報なんだな…