※最初に。所詮はど素人歴だけ長いレジャースキーヤーなので勘違いなど多々あると思われます。
出来たら優しくツッコミ頂ければ嬉しゅうございます。
コブ。
こんなやつ。
スキー場内にスキーヤーによって発生する雪による段差。
スキーヤーのターン操作、特にブレーキ要素が強い操作をすると雪が押しやられて固まっていき凸凹がコブに育っていく。
斜度がある方、コースが狭い方、そして何より人が多い方が発生しやすく、
圧雪車が入れる所はスキー場で管理(コブになったら踏んで潰す)出来るが入れない様な急斜面は基本的に一度出来るとドカ雪等でリセット以外では無くならない。シーズン終了まで。
コンディションにより難易度がガラリと変わり、良く私が記事にしていますが、春のコブはブレーキを掛け易く、かつ転けてもダメージを受けにくい為、練習し易く、リスクは低い。厳冬期の急斜面アイスバーンよりは安全だと思っています。
コブはモーグル、バンプスとも言いそこからコブ好きをモーグラーと言ったりもします。
スキーやらない人からは何となく見た目派手な滑りなんでインパクトのある滑りになりやすいですが、コブに入りだすとモーグル選手の偉大さに気付いた時、心が震えます。
本当に凄い人達なんですよ、上村愛子さんなんてオリンピックで活躍し切れなかった人って思ってる人が多そうだけど、とんでもない!モーグルワールドカップシーズン総合優勝してるんだから。シーズン通して活躍し続けるなんて凄すぎる。
コンディションはコブの場合要素が色々あります。
1.雪の硬さ
これは先程触れました。
春コブはイージーモードですが、アイスコブは極地です。油断すると、いやせずとも些細な失敗で手首や鎖骨などに多大なるダメージを与えてきますので、勇気ある撤退は恥ではありません。怪我したらシーズン終了です。
2.コブの深さ
基本的に圧雪されないコブはドンドン育ちます。
通行量が多い所だと、朝フラットだったのが夕方には立派なコブに化けます。
八方のリーゼンなどは条件が揃ってる為、朝フラット、夕方30cm程度のコブ、圧雪されリセット。雪の量さえあれば3月の八方の日常です。
3.ピッチ(間隔)の細かさ
自然発生のコブは概ねピッチが大きくなります。ターンとブレーキの結果でしか無いので。しかし、一部の好事家はコブを求め、コブを掘りあい、コブを完成させます。その人達は基本的にガチ系モーグルスキーヤーなので間延びを嫌い、ピッチが細かく、連続した、数が多い(長いレーン)モノをストイックに作り上げます。
モーグル以外に興味を失ってしまった人は何とパウダーがあってもそっちのけで埋まってしまったコブを考古学者の様に繊細に黙々と掘り続けます。
この人達はコブの深さより細かさと多さを尊びます。
コブの切り替えの速さはモーグラーのステータスだからです。
なので私の様な凡人レジャースキーヤーは入ってもピッチに対応し切れず弾かれてしまいます。
天然コブは大きい、人工コブは小さい。
概ねこの認識で大丈夫です。
八方黒菱本コースに自然発生する天然モノは左右一対3〜5mになりますが、黒菱3クワッド下に春登場する人工モノは左右で1m程度のモノすらあります。至極切り替えが忙しくなります。
4.形
コブは自然発生したり、熱意で掘り出されたり、既にあるモノを自分好みに上書きしたりの過程で実は形が少し変わります。
今回はこの辺で。